新うきさと通信 

三重県の山里から

      無残!血税のなれの果て

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          出入口付近は、腐った階段がバラバラに
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 (上)何に使っていたのか、内部はイスや机、スコップ、バケツなどが無造作に散らばってぃる。(下)これが築20年足らず。人影はない     

 
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              標高330㍍に残骸さらす

 松阪市の標高330㍍の山上に広がる集落の一角に、ログハウスが無残な姿をさらしている(写真上)。10数年前、森林の保全活動をしていた団体が建てたものらしく、新聞、テレビなどでも報じられた。だが、それらしい「活動」がみられたのは初めの1,2年だけで、その後は人影が途絶え、シンと静まり返ったまま。

 ここまでなら、ただの「ナゾ」ですませられるが、そうはいかないワケがある。市の補助金が投入されているからだ。金額ははっきりしないが、総工費の30%とも、50%とも言われ、「20万、30万ではすむまい」と、当時の活気を知る住民は指摘する。

 金額はともかく、血税がこんな姿に変わり果てるとは…市当局はコトの次第を精査し、真実を市民に報告した上で、場合によっては補助金の返還を求めるべきではないか、との厳しい声も挙がっている。