新うきさと通信 

三重県の山里から

2020-01-01から1年間の記事一覧

     市長に届いているのか

重大案件、「管理職止まり」になっているのでは このところ、行政の職員と話す機会が増えて疑問に感じることがある。「問題」が起きたときの処理の仕方と、その結果が市民には全く見えない場合があることだ。例えば松阪市役所に関する次の4つのケース。 いず…

     市は「好意で配っていた」

届けるのは行政の責務…くすぶる柚原町の広報誌不配問題 自治会に加入していない住民には、広報誌を配らないことを宇気郷地区市民センター(渋谷和彦所長)が昨年2月に決めていたことが明るみに出たことで、「何十年も配られていたのに。いじめ、差別だ」と反…

   「自治会員でなければ配れない」

松阪市の広報誌など 通称「うきさと」と呼ばれる松阪市の柚原・後山・飯福田・与原の⒋町の一部で市の広報誌などが昨年4月から配布されなくなっていることが分った。 市が発行する広報誌は毎月、市の出先機関の市民センターを通じて各自治会に届けられ、組の…

      預金通帳が見つかる

自宅の本棚から…逆に深まるナゾ 紛失で紛糾していた柚原町自治会(千賀博文会長、32世帯) の預金通帳が22日午前、監事の大窪興亜宅の本棚から見つかった(これにより、21日付けで掲載した「会計調査の議事録」は全文削除した)。「うきさと文庫」への本の移…

 「持続可能なコミュニティー」とは?

草刈り代3万円の弁償を カタ、コト。暗闇の中で乾いた音がする。また来たのか。引っ越したものの、運び残した荷物を取りに戻っているのだ。月に2、3回のペースで、もう2月ほど続いている。 玄関の引き戸を開け、名前を呼んだ。間違いない。真横の石垣の前か…

   「草害」も条例で規制を

マムシ、野ネズミ、ムカデ、ケムシ、カメムシ… 道路に溢れ出し、交通障害も。 条例での規制を訴え、夕刊三重に投稿 狂ったように生い茂る雑草の塊が住民の平和な暮らしを脅かし始めている。農作物を食い荒らすシカやイノシシだけでなく、毒・ばい菌をはらむ…

第二波ではない…再び暴れ出したコロナ

無責任な「そのうち収まる」 案の定と言うべきか、「自粛」の解除後、またぞろ暴れ出した新型コロナウイルス。松阪市の地域紙、夕刊三重(7月13日付)に思うところを投稿した。以下はその全文である。 収まりかけたかに見えた新型コロナウイルスの感染が再び…

標高330㍍の風景…「医師の診断書を」

石垣から見下ろす3匹の犬 住み家を紹介した隣家の住人が10日ほど後に「実は、犬がいるのですが…」と、低い声で打ち明けた。秋田犬2匹、柴犬1匹。そんな大事なこと、なぜ前もって言わない。正直に告白すれば移住を断られる。そんな計算があったことを後日認め…

 山の図書室…「うきさと文庫」

風雪100年の古民家 「知の群れ」に蘇る 上=裏の空き地。花畑に衣替えし、青空食堂も 下=入口の看板(津市美杉町の画家、北條九一郎氏製作) 政治・歴史から童話・漫画まで 標高330㍍の山里に佇む築100年という松阪市柚原町の古民家を譲り受け、その一部を…

      無残!血税のなれの果て

出入口付近は、腐った階段がバラバラに (上)何に使っていたのか、内部はイスや机、スコップ、バケツなどが無造作に散らばってぃる。(下)これが築20年足らず。人影はない 標高330㍍に残骸さらす 松阪市の標高330㍍の山上に広がる集落の一角に、ログハウス…

  不明朗な出入金…私的流用が判明

宇気郷住民協議会が会計監査 宇気郷住民協議会(長谷川裕実会長)は27日、柚原町の宇気郷市民センターで令和元年度の会計監査を実施した。5月の総会がコロナ禍で開けず、書面評決に切り替わったことに伴うもので、会長のほか、柚原、後山、飯福田の3地区の自…

    またしても、頭の良いアホ

「賢い」とは別 またしても「頭の良いアホ」が満天下に恥をさらした。安倍政権の目論見から定年延長で検事総長の座に上り詰めるはずだったのに、賭けマージャンをやらかして辞任に追い込まれた東京高検の黒川弘務検事長。東大法学部卒だから、「頭が良い」に…

    今できることは、今やろう

かかりつけの医師が急死 かかりつけの医師が急死した。ガンだったらしい。ひと月ほど前、いつものように窓口で診察券を差し出すと、看護師が「急に来られなくなりました」と、医師の不在を告げた。なぜ?と問うと、「わかりません」と、消え入りそうな声で俯…

   「私だったら、見届けます」

泣いて馬謖を…破廉恥な養蜂 「私だったら、消滅するまで見届けます」―。夜、10時前。携帯に入ったショート・メールの返信。 去年から始めた養蜂。無関心の、まだその外側に居たのに、フッと頭の隅をかすめた。「プレゼントすれば、喜んでもらえるのでは」。…

     議員の新規提案、またゼロ

松阪市議会、令和元年度の審議を閉会 松阪市議会は3月24日、令和元年度の議会審議(令和元年6月ー令和2年2月)を終えたが、提案された議案総数は127件で、うち市長からが114、議員からが13(発議)となった(議会事務局調べ)。 市長提案の採決の結果は、原…

   「宗教施設もイベントに配慮を」

夕刊三重に「コロナ」で投稿 コロナウイルスが蔓延する中、新うきさと通信発行人の大窪興亜が松阪市の地域紙・夕刊三重に、宗教施設のイベント開催について投書した(写真上)。18日付。以下は全文。 新型コロナウイルスが標高330㍍の山里にまで舞い上がり(…

  山上に舞い上がる?コロナウイルス

「永代経」が中止 コロナウイルスの「猛威」が標高330㍍の山上にまで舞い上がり、2つの行事が影響を受けている。1つは柚原町にある寺(浄土真宗東本願寺派)が20日に予定していた恒例の「永代経」と彼岸会法要を中止したこと(写真上は掲示板)。永代経は故…

    「市・県は休校や受験延期を」

松阪の進学塾が新型肺炎で異例のメール 新型肺炎が全国へ広がりを見せつつある中、松阪市内で中高生を対象に進学指導をしている青木塾(青木敏朗塾長)が感染予防の見地から、休校や受験延期などの思い切った対応を求めるメールを市と県へ発信した。危機を予…

      イヤならイヤと…

言い訳の正当化 見栄や体裁が人をがんじがらめに縛りつけ、どんなに自由にモノを考え、行動することを妨げているか。どんなに組織の健全な発展を阻んでいるか。町から集落に移住して19年、その「新鮮」な驚きは、今も続いている。最近の一例を。 自治会の役…

       マスクは何のために?

「移さないため」、「移されないため」 中国発のコロナウイルスの猛威。わが町のスーパーでも客、店員を問わずマスクの白ずくめだが、思うところあってレジの女性に訊ねた。 「マスクは何のためにするの?」 「人に移さないためです」 「へぇ。ボクは自分が…

   天網恢恢、疎にして漏らさず

議事録を捏造 開くべき住民総会を開いていないのに、市には捏造した議事録を添えて「開いた」と、虚偽の報告をしていた法人の自治会がある。市は「2度としないように」と注意しただけで、厳しい咎めはない。 この自治会がウソの報告をしたのは、運営している…

   議員提案、またゼロー新規条例案

平成30年度の松阪市議会 市議会議員の活動ぶりを見る上で重要な指標となる新規条例案の提案は、松阪市の場合、平成30年度(平成30年6月ー31年2月議会まで)でゼロだった(議会事務局調べ)。 総提案数は238。うち、市長からが155(報告、請願などを除く)、…

     「もっと大切な課題…」

資格が問われている 経済同友会の桜田謙悟代表幹事が5日の定例会見で、安倍首相の「桜を観る会」問題に触れ、「ほかにもっと、大切な課題がある」と、国会がいつまでも同じ議論を続けることに疑問を呈した、と伝えられている。 この種の意見は「もりかけ」問…

      標高330㍍の風景

犯人の心当たりはあるが… この通信はネットだけでなく、「紙」でも発行している。昨年5月に報じた山上で綾なす人間模様のひと欠けらを再録。 以下に本文を転載。 13日午後12時半ごろ、空き地に駐車していたバイク(250cc)と軽乗用車の前輪がパンクしている…

   「松阪って、どんなところ?」

匿名ばかりの投書 「松阪って、どんなところ?」と、大阪にいる会社時代の同僚に電話で訊かれた。もとより、松阪牛と本居宣長という、2巨峰を知った上での問いである。得たりやおうと、日ごろの疑問への答えを返した。「湿っぽい」。どういうこと?と、二の…

  住民協に1本化へ…風力発電の反対運動

自治連が2月に松阪市長へ決議書 松阪市の白猪山で持ち上がっている風力発電の建設計画への反対運動がうきさと地区でスケールアップされることが事実上、確定した。後山、飯福田、与原の3地区の自治会長が昨年12月、「反対」の決議を取りまとめたことから、す…

      「風力発電」で懇話会

「漫画や紙芝居を」 松阪市の白猪山に建設計画が持ち上がっている風力発電についての懇話会が1月26日、柚原町で開かれた。松阪市風力発電施設計画に反対の会(桑山斉代表)主催。同町のほか、後山、上小川、小原、それに大石の5地区から15人の住民が参加、情…

       標高330㍍の風景

家主だ、草を刈ろう エンジンの狂音が澄んだ空気を木っ端微塵にしている。2カ月ぶりだ。男用のヘルメットをかぶっているが、身のこなしで女だとわかる。 当家との距離は2㍍ほどしかなく、出入りのたびに胸苦しくなる。自分たちの暮らし方が近隣にどんな影響…