松阪市の白猪山で持ち上がっている風力発電の建設計画への反対運動がうきさと地区でスケールアップされることが事実上、確定した。後山、飯福田、与原の3地区の自治会長が昨年12月、「反対」の決議を取りまとめたことから、すでに住民投票で「不同意」を決めている柚原町を含めた4地区が2月17日に自治連合会名で松阪市長に決議書を提出する運びとなり、5月の住民協議会の総会で代議員の賛否を問う道筋がついたためだ。28日の柚原町自治会の役員会で公表された。
今のところ、自治連の方針に沿わない決議は想定されず、反対運動は地区ごとの自治会の垣根を超え、宇気郷住民協議会に1本化されることになる。隣の上小川、小原の両地区は先行して嬉野宇気郷住民協議会としての活動を始めており、情勢しだいでは2つの組織が連携した大きなうねりとなる可能性も出てきた。